OUTLINE 教室紹介

大切にしなければならない順番

1.自分の健康

2.家族

3.学業・仕事・研究

基本方針

1.高い研究レベルを保つ

研究室で取り組む研究プロジェクトや修士・博士論文の成果は海外英文誌を中心に原著論文として発表する。

2.大きなプロジェクトの運営・参加

厚生労働科学研究など多くの研究プロジェクトに研究室全体で取り組み、大学院生もプロジェクトに参加し重要な役割を担う。

3.教育の充実

教員、大学院生、学部生で研究室ゼミや各種勉強会を活発に開催し、幅広い専門知識と高い研究能力を併せもった人材の育成を目指す。

4.地域への貢献

宮城県、仙台市の緩和ケア、看護に貢献する。

5.専門看護師の育成

がん看護専門看護師の育成を行う。

教育方針

博士前期課程(修士課程)

プロジェクトへの参加や個人の研究を通して研究の基礎を修得することを目的とします。研究の計画、実施、分析、論文の作成といった過程を一通り経験します。修士論文は原則として英文誌に投稿します。
がん看護専門看護師の資格取得を目的とする学生は講義および実習の所定の単位を取得します。

博士後期課程(博士課程)

プロジェクトや個人の研究をオーガナイズし、自立した研究者を育成します。博士課程修了後はPrimary Investigatorとなって社会に貢献する研究を自立して実施することができることが目標です。修士課程や学部学生を指導する能力の修得も目指します。博士論文は原則として英文誌に投稿します。

研究の方法論について

量的研究、質的研究およびmixed methodを用います。研究の方法論は研究のテーマや目的によって選択しますので、量的研究もしくは質的研究のどちらかしか学習できないということはありません。両者を混合したmixed methodを用いることもあります。博士の学位を修得する学生は博士前期課程、後期課程を通して量的研究と質的研究の両方に参加することを推奨します。

がん看護専門看護師を目指さない人も、現場に出たり研修をすることは大事です。とくに若いうちは多くのことを見て、経験することは大事です。もし研修に出たいなどありましたら、いつでも調整するので教員に言ってください。

学位論文

博士前期課程(修士課程)

修士論文を作成します。修士論文のテーマは個々の関心に沿って選びます。研究室のプロジェクトの一部で論文を執筆することも少なくありません。博士前期課程では研究の方法論や最新の緩和ケアの研究に関する知識が不十分であることが多いので、修士論文は研究室のプロジェクトの一部を担ったほうが臨床に還元しうる研究を行うことができる可能性は高いと考えています。研究室では幅広いテーマで多く研究が進んでいるため、たいていは個々の関心に沿ったテーマにあうプロジェクトがあります。博士前期課程では研究の基礎的な方法論を修得することが重視されます。

博士後期課程(博士課程)

博士論文を作成します。博士論文のテーマは個々が将来続けて研究をしたいと考えるようなテーマを選ぶことをすすめます。修士課程の研究を発展させることが多いですが、新しいテーマに挑戦しても構いません。研究室のプロジェクトでそのようなテーマがある場合には研究室のプロジェクトに参加します。博士前期課程と異なり、より主体的に研究プロジェクトのリーダー的存在となり研究プロジェクトをすすめることが求められます。また、個人の関心に沿って独自に研究をすすめても構いません。そのような場合も教員や大学院生がサポートします。博士後期課程では研究の方法論の修得だけでなく、社会に貢献する研究を実施することが求められます。

卒業研究

教員の指導のもとに研究の一部を経験します。研究計画からスタートする場合もありますが、既に取得済みのデータの解析を担当することもあります。卒業研究を開始する時点では研究の方法論や最新の緩和ケアの研究に関する知識が不十分ですので、卒業研究を通して研究というものに触れ、論文の執筆のプロセスを経験することを目的とします。ただし、プロセスを経験するだけの研究は行いません。卒業研究の成果は卒業後、4年生本人または教員によって可能な限り全員が学会発表を経験し、論文として公表されることを目的としています。可能なら英語論文を増やしたいです。